東京ネズミ駆除同好会

世界の都市とネズミ被害

ニューヨークの街
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ネズミによる被害は日本だけにとどまるものではありません。世界を見れば様々な都市でも深刻なネズミ被害は報告されています。

今回は世界の都市とネズミ被害についてまとめてみました。

世界の中心ニューヨークにおけるネズミ被害について★

ニューヨークのネズミたち★

米国勢調査局が実施した全米の住環境調査によると、2015年のネズミ出現世帯はフィラデルフィア、ボストンに次いでニューヨークが3位に入りました。人口密度が高い大都市は、地下鉄や下水道が発達しているため、ネズミの繁殖しやすい環境と言えます。

ちなみにゴキブリの出現世帯ランクのうち、10位中9位までが米南部ですが、米北部ではトップである10位に不名誉のランクインとなりました。いかにニューヨークが害虫・害獣にとって繁殖しやすい都市であるかがわかりますね。

人口と同じ?

ニューヨーク市内のネズミの生息数は、市民の人口と一緒(約840万人)とも言われていますが、とあるメディアによればその倍はいるとも言われています。

またニューヨークタイムズによると、今年の2月にはネズミの尿を介して感染するレプトスピラ菌の感染症例が報告されました。2006年から2016年の間に26件の感染が確認されており、そのうちの最新3件では感染者全てが重症化して入院し、二人は退院、一人は死亡が確認されたそうです。

ニューヨークにおけるネズミ対策★

ニューヨークの地下鉄を運営する都市公園交通社(MTA)はゴミ集積場に集めたゴミを開閉式の大きなゴミ箱に入れ、外からネズミが侵入するのを防ぐ工夫をしたり、不妊化の薬を混ぜた餌を与えて繁殖を抑える実験を開始したりなどして対策しています。

またニューヨーク市は14年、約6千万円ものネズミ対策費を計上しました。

インドネシアのジャカルタにおけるネズミ駆除作戦を考える。

ジャカルタ市のネズミ駆除への取り組み★

インドネシアの首都ジャカルタは世界最大規模の人口過密と、環境汚染を抱えた大都市です。そのジャカルタ市が市内美化につながるとして、大胆なネズミ駆除作戦に乗り出しました。その作戦というのが、ネズミを1匹捕獲するごとに、二万ルピア(約160円)を支払うというものです。

過去には日本でも。

実はジャカルタで行われたこの作戦、日本ではすでに明治時代に行われていたのをご存知でしょうか。ネズミが感染源であるペストが大流行したため、その予防・撲滅を目指し、東京市は明治33年、ネズミ1匹につき5銭(のちに3銭に値下げ)で買い取ると発表しました。当時天丼1杯が7銭だった時代の1匹5銭は決して安い金額ではなく、大人も子供も捕獲したネズミを持参して交番に列をなしたそうですが、支出した費用が巨額に上ったため、すぐに廃止されました。

その効果は?

ジャカルタのネズミ駆除作戦は一見効果的に見えますが、ネズミを養殖する懸念もあるため懐疑的です。実際に東京でこの作戦が行われた際も、ネズミを養殖して売りつける人がいたそうです。

南アフリカではフクロウが大活躍?

採用されたのは…

南アフリカ最大の都市、ヨハネスブルグ市ではネズミによる被害が深刻化しています。猫くらいの大きさのネズミに襲われて乳児が死亡したり、幼児が鼻や指を食いちぎられて大けがをしたりする事故が報告されています。

当初は化学薬品による駆除が検討されていましたが、環境への影響に配慮し、市の環境衛生部はフクロウにネズミを駆除させることを考案しました。そして駆除要員として「フクロウ部隊」の正式雇用を決定しました。

その効果は?

フクロウの成鳥は一日に4〜6匹のネズミを捕食するとされ、プロジェクトが始まって以来、すでに2万匹以上のネズミが駆除されたそうです。フクロウの足には金属製の輪が装着され、たとえ再捕獲されても「駆除隊」の一員だと判別できるとのことです。

その他のネズミ被害に関しての記事はこちら → 都市の構造や発展とネズミ被害の関係

まとめ

世界の都市とネズミ被害についてまとめてみました。

その国によって対処法も様々ですが、どこの国でもネズミには手を焼いていることがわかりますね。

日本でもそのうち、フクロウが活躍する日が来るかも…しれません。

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