東京ネズミ駆除同好会

ネズミ被害が都市に与える影響

東京の夜景
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寒さの苦手なネズミにとって、もはや東京などの大都市は一年中暖をとることができる住み心地のよい環境になっています。そんなネズミたちが都市に与える被害とはどんなものなのでしょうか。またその被害が私たちにどんな影響を与えるのでしょうか。

今回はネズミ被害が都市に与える影響についてまとめてみました。

電線ケーブル、電気機器の故障について★

どうしてネズミはかじるのか?

ネズミはげっ歯目に属する動物で、二本の発達した前歯を有します。そしてネズミの前歯は一生伸び続けます。そのため常に何か固いものをかじって前歯を削って尖らせておかないと、口が塞がらなくなってしまい、食べ物を食べることができずに餓死してしまいます。

ネズミによる電線ケーブル、電気機器故障の被害★

ネズミは暖かくて狭い場所を好みます。特にクマネズミは配電盤の中や天井裏を好みます。そこでケーブルなどを狙ってかじり、切断してしまうことがよくあります。ネズミによる被害は、電話回線の乱れ、電子機器の故障、電気ケーブルのショートによる火災、ガス管をかじられることによるガス漏れなど、その被害は小さなものから甚大なものまで様々ですが、時には取り返しのつかない事態を招くこともあるのです。

ネズミが媒介する病気と感染は、どれほど危険なのか?

鼠咬症★

鼠咬症スピリルム、ストレプトバチルスに感染したネズミに咬まれたり引っ掻かれたりすることによって感染します。

感染の1〜2週間後に発熱、局所リンパ節の腫脹などの症状を引き起こし、時に内膜炎、肺炎、肝炎などを引き起こします。

ペスト★

ペストに感染したネズミの血を吸ったノミが人間を刺すことで感染する伝染病です。

1週間ほどの潜伏期間ののち発熱、嘔吐、倦怠感、血痰、敗血症などの症状を引き起こします。また罹患すると皮膚が黒くなることから黒死病とも呼ばれ、恐れられました。14世紀、4億5000万人だった世界人口から1億人減らしたのがペストと言われています。日本では1926年を最後にペスト感染者は出ていませんが、海外ではいまだに感染例が報告されています。

レプトスピラ症(ワイル病)★

ネズミの排泄物に含まれるレプトスピラ菌に汚染された水や土壌を経て経口・経皮感染する病気です。潜伏期間は3〜14日程度で、悪寒、発熱、頭痛、全身の倦怠感、眼球結膜の充血、筋肉痛、腰痛などの症状があります。軽症型の場合は風邪と似た症状でやがて回復しますが、ワイル病と呼ばれる重症型では黄疸、腎・肝障害を伴い、死亡率は5〜50%に上ります。

またペットや家畜に感染すると、急激な症状が出て死亡してしまいます。

日本での感染例は減少していますが、沖縄では今でも散発的に流行しています。

ハンタウイルス肺症候群★

ハンタウイルス肺症候群は、ネズミによる感染症の中でも最も危険だとされています。

ハンタウイルスを含む排泄物や唾液により汚染された埃を吸い込んだり、ウイルスが手足の傷口などに接触したりすることにより感染します。

潜伏期間は1〜5週間ほどで、発熱、頭痛、悪寒、呼吸困難、酸素欠乏、呼吸数、脈拍の増加の症状が見られ、その死亡率は40%にも上ります。

その他の被害

イエダニ・ノミ被害★

直接ネズミに関わるわけではありませんが、ネズミにはイエダニやノミが寄生しているため、家にネズミが発生すると、イエダニやノミも大発生します。巣から離れたイエダニやノミが人間を吸血するという二次被害も出てくるのです。

また殺鼠剤を使用して駆除した場合、寄生先を失ったイエダニが大量に室内に侵入し、ツツガムシ病などの伝染病になるなど、被害が深刻になることもあります。

経済的被害・精神的被害★

例えば飲食店でネズミが出て、食品をかじられるなどした場合、例え齧られたのが一部でもその食品は全て廃棄する必要があります。またネズミが出た店ということで風評被害を受けたり、営業停止処分になったりした場合、経済的損失を伴う被害になります。

衛生的、経済的被害の他にも、ネズミが出たことによる糞尿の被害や夜中に天井を走り回ることによる騒音被害などのストレスにより、精神的に蝕まれてしまうことも否めません。

その他のネズミ被害に関しての記事はこちら → 世界の都市とネズミ被害

まとめ

ネズミ被害が都市に与える影響についてまとめてみました。

ついその可愛い容姿に同情心を覚えてしまいそうになりますが、やはりネズミと人間が共存することは不可能なのだということがわかりますね。

ネズミを都市から根絶させるためにも、見つけたらすぐに対処するようにしましょう。

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